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どんなところ?

 

ののにわ☆こどもスペースは、子どもたちが自分らしく安心できる場所でありたいと願っています。心理療法の一つの箱庭療法やイメージ療法などの遊びを取り入れて、制作活動などを通して遊びます。

心理療法には遊戯療法というものがあり、子どもは遊ぶことによって自己治癒力が高まり、おのずと良い方向に向かうとされています。遊戯療法はただ遊ぶだけでなく、一緒に遊ぶ人が遊びの意味を理解して寄り添うことに治療効果があるとされています。

ゆったり、じっくりかかわることで、その子本来の力が現われます。

 

ちょっと不安感がつよい性格だから。ちょっとかたよりがあって、みんなと同じようにできないから。まわりの環境が整っていなくて、生活態度が乱れてしまったから。子どもが不安定になる理由はさまざまだと思います。

どうしたらいいのかな?誰に話せばいいのかな?

もっと気軽に子どもの相談ができるところとして、ののにわ☆こどもスペースは誰もが気軽に来れる、自由に表現できる場でもありたいと思っています

 

その他にも、机の上だけでは学べない体験を重ねてもらいたいと願い、いろいろなイベントやワークショップを企画いたします。

たくさんの学校外体験をかさねた子どもが、社会で活躍しているという現実があります。

子どもはもちろん大人の方も楽しめるプログラムを用意いたします。

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ごあいさつ

 

 

私が「ののにわ☆こどもスペース」を立ち上げた一番のきっかけは、「子どもたちを理解し、共に過ごしたい」と思ったことです。

子育てに一段落し、心理学を学び始めました。学ぶうちに、幼児や児童の心理臨床に惹かれました。特に発達障がいを持つ子どもの世界という講義では、感情を抑えることができませんでした。あの子たちが、この社会で生きることがどれほど困難なことなのかは、私の想像をはるかに超えるものだったのです。

学びながら、発達障がいを持つ子どもの学童クラブにボランティアで通い、その後は区の学童クラブに勤務しました。学童クラブで感じたことは、発達障がいと言われていない子どもたちの中にも、なんとも苦しそうにしている子どもたちが多くいることでした。グレーゾーンの子どもと呼ばれる子どもたち、また、環境の要因から情緒の不安定さを持つ子どもたちでした。

この子たちは、理解されることなく注意指導されることが多くあります。大人たちは気づいていないのです。いや、気づいていても集団行動の中では個別にケアしてあげられるほど、ゆとりがないのが現状です。

子どもたちは、何度も何度も注意される中で、自己肯定感がどんどん下がっていきます。注意されても、どうしてもできない、どうしてもやってしまう。その結果、怒りや悲しみを抱えた子どもが出来てしまうのです。そして、私はそれに気づきながら何もしてやれず、その状況に深い悲しみを抱きました。

この子たちが、箱庭を置いたら少しは気持ちが楽になるかな?と思い始めました。そういう場所がないなら、そういう場所をつくろうと考えました。

ボランティア活動や学童クラブで子どもと共にした時間の中で、たった一人でも理解して気持ちを共有する大人がいることで、子ども本来の生き生きとした姿が取り戻せると感じました。

ののにわ☆こどもスペースは、とても小さな場所ですが、うれしいことを共によろこび、悲しいことを共に悲しみ寄り添う場所にしたいと願っております。

『ののにわ』に込められた、「のの」はのの様仏様のこと。どんな人にも平等にほほ笑むのの様の庭。

ご縁あってお会いできることに感謝いたします。

                 

           ​     代表理事 ​えんどうみちこ

 

 

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